u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

無邪気な勘違い

某知事が「うがい薬が効く」と言ったとたん、店頭からうがい薬が消えたのだとか。
4月に某国の大統領が消毒剤を体内に投与してはどうかと言って物議を醸したのを思い出した。
それとは違う?だって(たったの)数10件の実証データがあるから?
いや、本質的には変わらないだろう。
荒唐無稽さのレベルが、ちょうど某国と某都市の大きさに比例するかのように後者の方が小さいから、若干信憑性があるように聞こえてしまうのが逆に厄介ですらあるんじゃないか。

この場合、うがい薬にせよ、消毒剤にせよ、それが実際にウイルスに効くかどうかが問題なのではなく、なぜあなたがそれを言うのかということが問題なんだと思う。
気づいたこと、感じたことをストレートに発言する無邪気さは人としての魅力になりうるものかもしれない。
でも、その反響に酔って自分に与えられた権限を自分に備わったリーダーシップと勘違いしてはいけないし、周りも本人のキャラクターに免じてそれを容認してしまう(ことに気づかない)危うさは見過ごしてはいけないだろう。
うがい薬が店頭から消えるくらいなら、まだ致命的な問題とは言わないのかもしれないが、そういうことを嬉しそうに発表する無邪気な首長と持ち上げる市民。ひと頃、日本の感染者が相対的に少ないのは民度の違いなんだとかなんとか言っていた政治家もいたが、この無邪気さも民度の一部なんだとすれば、そんな誇らしげに言うことではないだろう。