u1row's blog

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木を見て森を見ずの反対

「鹿を追う者は兎を顧みず」ということわざがあるらしい。大きな利益を追いかける人は小さな利益に見向きもしないという意味だとか。これの反対が「木を見て森を見ず」だというがどうもしっくりこない。 鹿とウサギは、大きな利益と小さな利益の対比。一方で森と木は全体と部分の対比。必ずしも「全体=大、部分=小」とは言えないだろうと思う。

正反対の意味をもつことわざは、一方のことわざの意味に偏りすぎると陥る落とし穴を指摘したり戒めたりするものが多い。
「木を見て森を見ず」ということわざの落とし穴は、全体最適化ばかりに気をとられているうちに構成要素を全体に奉仕する歯車のようにとらえてしまうことだろう。「森を見て木の心を知らず」なんてことわざはないが、ちょうど正反対はコレじゃないか。そうすると「木の心を知って森を見る」が望ましい姿勢ということになる。