u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『ぐるぐる問答/森見登美彦』読了

同じようなテーマやエピソードでも対談相手によって微妙にふくらみ方が変わるので最後まで飽きずに読み通せた。
楽しく読めたのは、劇団ひとり羽海野チカ万城目学との対談。
読み応えという意味では、萩尾望都との対談が一番尖っていたが、著者よりも対談相手の印象がより強く残った。
決して萩尾望都が自分を前面に出していたという意味ではなく、むしろ著者から話を引き出そうとする気遣いを感じたが、言葉の強度と密度が高いせいで他の対談とは違う脳みそで読んでいる感じがした。ここでそれまでのリラックスモードが急にピリッとしたモードに切り替わった。文庫本のちょうど真ん中あたりで、この対談のおかげでまったりダラダラとせずに読めたのもよかった。