みうらじゅんの仕事術?を惜しげなく披露。功績?やエピソードなどを読むにつけ、著者の言語化・ネーミングのセンスに感心したり笑ったりととにかくおもしろかった。
アイデア、コンセプト、カテゴリー、ジャンルなど、前に「新しい」と付けるとなんかクリエイティブな感じのする言葉は、結局のところ「名づけること(言語化)」によって生成されるものなんだなぁと再認識。
「グッとくる崖」を「グッド・クリフ」、古い日本人形を「フィギュ和」、教科書の偉人の写真への落書きを奨励して「らくがお」。
何にでも言葉の終わりに「プレイ」「ブーム」と付けるとポップになる。「失恋プレイ」「残業ブーム」。
みんながついてきているか、つまらないと思ってないかと不安になると「そこがいいんじゃない!」と全肯定の呪文を唱える。
バカげてるようで一理あるなと思わせる言葉のセンスが抜群なんだなきっと。