u1row's blog

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レトロニム

「在来線」のような言葉をレトロニムと言うそうだ。新幹線ができた時に、それ以外のもともと走っていた路線を全部ひっくるめて「在来線」と呼んで「新幹線」と対比させた。

新しい概念が生まれることによって、もともとあったものが「旧来のもの」として「新たに」概念化され命名される。これがレトロニムだという。「古いものが新たに生まれる」というのがおもしろい。

そういえば、「現代」はいつまで現代なんだろう?

「いつから」という問題もあるが、一般的には第二次大戦後を境に「近代」「現代」と変わると考えて構わないだろう。でも戦後ももはや70年を超えている。10年過ぎた時点で早くも「もう戦後じゃない」と言ってたのだから、現代を「戦後」という言葉だけでカテゴライズするのはかなり厳しくなっている。

はたして「もはや現代ではない」と思う瞬間が来るのだろうか。また、「今」が「現代ではない」と感じる時、「今」をなんと命名するのだろう?

いや、逆か。

今を改めて「現代」と呼びたくなった時に、それまでの現代をなんと命名するか、それがレトロニムだな。