u1row's blog

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ギターという楽器は

「ギターという楽器は、単体でプレイすることもできて、ほかの伴奏楽器を必要としていない。これは自己中心的な楽器であるという意味ではなく、君に寄り添ってくれる楽器だと言うことだ。孤独な時はギターをプレーすればいい」

先日読んだギターマガジンのインタビューでアーネスト・ラングリンが最後に語った言葉。これにひどく感動した。「そう、ギターってそういう楽器だよね」と。

でも、考えたらピアノだってソロでプレイできる、ほかにも伴奏がなくてもいい楽器はたくさんある。ピアノは君に寄り添ってくれないのか?

たぶん結論としては、ソロ向きの楽器であるかどうかを問わず、楽器全般、自分自身と向き合う媒介、つまり孤独に寄り添ってくれるところがあると言えるだろう。

ただ、ピアノと比べた時、ギターの方がずっと粗野、楽器として洗練されていない。その分、演奏者のアプローチの自由度が格段に高い。弾き方、押さえ方、チューニング、自分好みに楽器を調整する余地がいくらでもある。一方、ピアノは楽器としての完成度が高い分、楽器の仕様に自分が合わせる度合いが高い。

そう考えると、やはりアーネスト・ラングリンの言葉がいっそう輝きを増す。ピアノは、はじめからそこにあって、どこかからやってきた演奏者がその前に座る。寄り添うのは演奏者だ。でも、ギターは演奏者がそこにいて、ギターは傍らで静かに待っている。そういう楽器なんだろう。