u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

Fair is foul, and foul is fair

ここのところ読書が捗らない。読みやすいものではずみがつけばと、某ミステリーの短編集を読みはじめたが、それですら遅々として進まず。「密室のトリック」と言われても、いまいち胸が踊らない。

三編目に入ると、”Fair is foul, and foul is fair”というシェイクスピアマクベスからの引用句が出てきた。

このフレーズ、とても懐かしい。

と言っても「マクベス」を読んだことはない。学生の頃、読書らしい読書はほとんどしなかった自分がシェイクスピアを読んでいるわけがない。

この一節は、当時妻に教えてもらった。これにはいろいろな訳、いろいろな解釈があるそうだが、妻は「価値(観)の倒錯」と捉えていて、「きれいはきたない、きたないはきれい」という訳とともにその解釈も教えてくれた。

これが当時好きだった(今も変わらず好きな)ロックやブルーズ、その他の一般大衆の音楽に通底する感覚にとてもマッチする言葉で、反権力だとか反差別だとかといった言葉と相性がいい。

もちろんシェイクスピアはそんな意味で使ったのではないだろうが、原作を知らない自分には当時の心を呼び覚ますスイッチのようなフレーズだ。

と、そんなことを考えてたら、またページを繰る手は止まってしまった。読了は遠い。