u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

背景色と筆遣い

読みかけの本に明治時代に生まれた民間宗教のひとつ大本教の開祖、出口なお王仁三郎が出てきた。
偶然にも先日読んだ別の本にもまったく違う文脈で出口なおが出てきたので驚いた。
ま、考えてみると、両方とも何かしら興味を持って手に取った本だから、共通するところがあっても少しも驚くことではないのだが。
今読んでいる本では、明治維新後の日本人の精神史の1テーマとして、前に読んだ本では精神科医がみる分裂気質(気質なので病ではない)の例として出てきた。

人の心は、時代という背景色を拭うことはできず、その色の上に色を重ねるしかない。
人の心は、気質という筆遣いを逃れることはできず、その筆遣いで絵を描くしかない。
この制約を否定したり、超越したり、あたかもはじめから無いものとして語るところに宗教が生まれると言えないだろうか?