u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『発達障害/岩波明』読了

発達障害の中心的な疾患であるASD(Autism Spectrum Disorder 自閉症)とADHD(Attention Deficit and Hyperactivity Disorder)について、事例を交えわかりやすく解説してくれている。昨今、青少年の犯罪と絡んで、これらの用語が広く認知されるようになった一方で、筆者が言うには「誤用」されるケースが多いのだそうだ。それも、素人が先入観や偏見に惑わされて誤るケースばかりでなく、医師が誤診するケースもとても多いのだとか。
発達障害は子どもにだけに当てはまるものではない。成人の場合も、顕在化しにくいだけで、本人の生活全般に影響を及ぼし続けるという。成人の場合は、社会不適応という形で表出することが多く、その分より深刻かもしれない。また、ASDADHDは正反対の性質のものであるが、判別の難しいケースも多いそうだ。
自分自身を振り返っても、結構当てはまる記述が多く、その意味でも興味深かった。もともと、ASD的な傾向があるなという自覚があったが、この本を読むうちにADHD的なところも多々思い当たり、ますます自分がわからなくなった。