u1row's blog

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『ビットコインのからくり/吉本佳生 西田宗千佳』読了

暗号通貨は「通貨」となりうるのかということを、「そもそも通貨って何」「暗号とはどういうものか」といったところまで遡って解説してくれている。
日本円にしても、アメリカドルにしても、欧州ユーロにしても、およそ通貨というのは、「ある程度以上の人たちに通貨として信用されている」という以上の裏打ちはない。その意味ではビットコインはすでに通貨だ。ただし、今後生き残っていくかどうかは、誰にもわからない。今後もみんながアリだと思い続ければ通貨として定着するし、そうでなければ消滅する。
ビットコインは通貨に起きたイノベーションで、今後も通貨の分野にはイノベーションが起こる余地があるという話が興味深かった。

これだけ人の生活・人生を左右するカネが、ローカル仕様で非効率なものであるという現実。ビットコインの登場は通貨をよりフェアなものに近づける一歩なのかもしれない。
そもそも「信用、信頼」を可視化したのが通貨ならば、通貨ではない「何か」を生み出すことも可能かもしれない。
「かつて通貨というものが流通した時代があった」と語られる時代が来るかもしれない。