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u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

後ろ向きのポジティブ

京急で、4人掛けのボックスシートの後ろ向きの席に座りながら思ったこと。
「前向き」であることへの強迫観念がもたらす害は小さくない。ポジティブを「前向き」と言いかえても違和感を感じないとすれば、すでにこの観念に囚われているのかもしれない。「後ろ向き」のポジティブがあってもいいし、実際、「後ろ向き」であってこそポジティブになれるんじゃないかとすら思う。

「歴史が教えてくれる唯一の教訓は、人は歴史に学ばないということだ」というジョークがあった。
これは「前向き」人間が闊歩するし社会の限界を言い表しているんじゃないか。
誰の言葉か知らないが「私たちは、過去に目を向け、背中から後ずさりしながら未来へと進む」という寓意的な表現が好きだ。

そう、京急ボックスシートの「後ろ向き」の席で、時速100キロで後ずさりしながら進む。単なる帰宅のひとコマだが、未来への「後進」を暗示しているのかもしれない。