u1row's blog

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『性格はどのようにして決まるのか/土屋廣幸』読了

専門用語の応酬に眠気を催しながらどうにか読み切った。章ごとのまとめページがなければ、とっくに諦めていた。
遺伝子の発現が環境の影響で変動する仕組みをエピジェネティックスと呼ぶらしい。エピジェネティックスは次世代にも伝えられるというから、遺伝というのは単なる遺伝子の組み合わせにとどまらないということらしい。
人の性格を形作るのは、遺伝子、生まれる前の環境、生まれ育った環境の相互作用、という理解でいいのかな?
性格の遺伝性は50%と言われる一方で、エピジェネティックスやその他の影響による「DNA修飾」の違いを根拠に、一卵性双生児でも遺伝子は同じでないと説くネオジェノミックスという考えもあるそうだ。
結局のところ、人の性格は遺伝子だけで決まるものではないという結論だから、「ま、そりゃそうだろ」という感じがしないでもない。少し違ったアプローチでいろいろな話題に言及している最終章で著者の視野の広さがうかがえて興味深かった。