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u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

書き込み

図書館で借りた本を読んでいると、前に借りた人なのか、元の持ち主のものなのかわからないが、傍線や余白に書き込まれたコメントに出くわすことかよくある。
いまアウグスティヌスの生涯と思想を紹介する本を読んでいるが、115ページまで読み進めたところで突然、傍線と丸印の書き込みに遭遇した。
「母モニカ」を丸で囲み、「社会的な高い地位での派手な活躍に得意になつており」に傍線。
「母モニカ」は、たしかに重要な人物のようだが、その前にも何度も出てきている。
アウグスティヌスはたしかに修辞学を修め、文章も弁論も達者だったため、自分の活躍に酔いしれたこともあったようだが、傍線をひくべき箇所か?
115ページを過ぎると、また書き込みは無くなった。なぜそのページだけ、なぜそこに。

以前、英語の教材で「本を開いたら、前に読んだ人の髪の毛が挟まっていたらギョッとするだろう」というような文章を読んだことがある。
そこまで気味の悪いものではないが、突然現れる意味不明の書き込みは、ちょっとしたミステリーだ。
「彼に一体何があったのか?」
もはやこの本の主人公は、アウグスティヌスから、書き込みをした人物に代わってしまっていた。