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u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『アメリカ南部 / ジェームス・M・バーダマン』読了


本棚を眺めてパッと目に入ったから持って出た。’95年刊行なので、たぶん一度は読んだことがあるのだろう。第6章の「南部音楽をめぐる旅」だけを読んだのかもしれない。

ミシシッピ川の氾濫の例として1927年と1993年が挙げられていた。
2005年のカトリーナの被害は10年もあとの話で当然知る由もないのだが、何度も繰り返されてきたミシシッピの氾濫の歴史と、一方でこの川の恩恵を受けて栄えた産業や文化の話が興味深かった。

マーク・トウェインは水先案内人を経験したことがあるそうで、その名は「Mark twain! (水深二尋(約3.7m))」という掛け声からとったペンネームなんだとか。

ケイジャン料理の「ケイジャン」とは、カナダのアケディアからミシシッピを下ってルイジアナに移住したフランス人たちの子孫を指し、アケディア人(acadian)が訛った言葉らしい。この移住は、7年戦争(1756-1763)によってイギリスが北米のフランス植民地を獲得したことによる、現地フランス人たちの逃避行だったという。

南北戦争南部連合の英雄、ロバート・E・リー将軍の話も興味深かった。
奴隷制には断固反対だったにも関わらず、故郷(ヴァージニア)を裏切れないという理由で南部連合の司令官に就いたのだとか。
戦後は、早々に恩赦により釈放され、大学の学長を務めたらしい。

第6章の音楽関連は期待して読んだが、一般的な話だけだった。あいかわらず、ブルーグラスの話はあまり興味がわかず読み飛ばした。