u1row's blog

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『日本会議の研究 / 菅野完』読了


現政権の背後に見え隠れするものを深堀りし、その正体を見極めようという著作
日本会議」というのはよく耳にするが、その源流をたどると、学生運動が盛んだった60年代末に左翼学生が占拠する長崎大学キャンパスを「正常化」した右翼学生たちの運動に行き着くのだという。
この時の運動手法を雛形として、政治への関わり方に磨きをかけてきたのが日本会議だということらしい。
また、この右翼学生たちを結びつける精神的な支柱は「生長の家」教団の信仰。現在、「生長の家」教団自体は政治にはほとんど関与していないというが、創始者の教えを綿々と受け継ぐ原理主義的な「一群の人々」が、緩いが深い結びつきによって自分たちの運動を、政治的に完遂させようと邁進しているということらしい。

興味深くて一気に読んだが、内容に惹かれるほどに気持ちが悪くなり、精神衛生的には良くなかった。臭いものをわざわざ嗅ぎたくない。でも、臭いものにフタをしていたら大事なものを見落としてしまうかもしれない。
と、ムカムカしながら一気に読んだ感じ。
読後感としては、「美しい」ものでも鑑賞したい気分だが、「美しい日本の~」系は避けたいな。