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u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『加速化依存症/ましこひでのり』読了

あらゆるものが効率化され、省力化が進んでいるはずなのに、なぜ人はますますあくせくし、時間のスキマを埋めるように行動するのか?
という提起があって、著者が思いつくままにあれこれ述べていく。原因を突き止めようとか、メカニズムを解明しようとかということではなくて、頭に思い浮かんだ事柄をつらつらと書いている感じで、ところどころ視点や比喩がおもしろいなと感じるところがあった。

都心に降り積もった新雪を通勤者が踏みしめる。その足跡が定規で引いたようにまっすぐだった。
野生動物の足跡は必ず曲がりくねっているのだそうだ。その野生動物が、そのようにまっすぐの足跡を残す唯一の時は捕食者に追いかけられている時なんだとか。

車は歩行者が道を渡る間停止し待っていなくてはならない。それを阻害されたと感じる運転手の意識と、ダウンロードやアップロードの時に進捗バーが止まってしまうと「重たい」と感じる意識には共通するものがある。

など。
文体が少し読みにくかったな。