u1row's blog

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明るい地下道

都内某所に、毎日とまではいかないが、わりとよく通る地下通路がある。約1週間ぶりに通ったところ、どうもいつもと様子が違うことに気づいた。やけに明るいのだ。
本当にただの通路で、左右には売店もなければ、広告も貼られていない。そんな何もない通路を明々と照らす蛍光灯。よく見ると壁に向けて間接照明まであてられている。ただの壁なのに。

ほんの数年前は、節電、節電と言って、ショーウインドウの照明すら落としていたのに、今や、何もない通路の壁に照明をあてるほどになったのかと思うと、この変わりようは、、、

明るさは、豊かさの演出なのか?
でも多くの問題が積み残されていることを薄々知っている状況では、この明るさはかえって不安を掻き立てるものにも思われる。何もないところすら照らさずにはいられないほど、マインドは冷え沈んでいるのかと。

ひょっとしたら、この地下通路にこれから何かを作るための下準備なのかもしれない。だとすれば、こんな勝手な妄想は的ハズレだ。

ただ、必要に駆られてとは言え、節電を実践していた5年前と、そんなことは気にしていてはインフレターゲットは達成できないからと、実体のない活力を無理やり演出する現在と、どちらが健全だと言えるだろう。
4年後オリンピックを迎える頃には、照らすべきものがあろうがなかろうが関係なく、至る所を煌々と照らし、浮かれ気分で「震災からの完全復活」を唱うだろう。その明るさは未来を照らすものなのだろうか?