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u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

無調の意味

ブルーズとジャズの境界はとても曖昧なものだと思うが、
曖昧だからといって境界がないわけではない。
精神世界の話になると、ちょっと手に負えないところがあるのでそこには触れず、
純粋に譜面の話だけに限定すると、ブルーズで使われる音階を分解して再構築したのがジャズ思っている(あくまで個人的な見解だが)。
ポイントは、どういうルールをベースにして再構築するかということで、そこで使うルールが異なるとでき上がる構造物も全然違ったものになる。

自分の場合、譜面を読むのは苦手だし、いわゆる理論の勉強はちゃんとしたことがないので、ずいぶん回り道をしているのかもしれない。
ただ、その分、自分自身の頭と心でわかろうとする意識は強く持っているつもりだ。
これまで、ジャズ的な表現で、無調性に聴こえるものが「わからなかった」。
クラシックの無調音楽の延長線上にあって、「ブルーズの分解、再構築」とは別の流れのものなのかと思っていた。
が、ふとしたきっかけで、無調的な表現もやっぱり「ブルーズの分解、再構築」のルールに従っていることが「わかった」。
「わかる」というのは主観的なもので、客観的な意味で理解しているのか、解明したのかどうかは怪しいのだが、
この「わかる」という体験の喜びはとてもエキサイティングだ。
とにかく、自分としては「わかった」という喜びで、目の前がパッとひらかれたような気分だ。
ジャズの無調的な表現は、「わけのわからんもの」ではなく、ギミックでもなく、そこに「悪魔」を描いているのだ。ブルーズと同じように。
誰にも伝わらないだろうが、「そうだったのか!」だ。