読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

「緊張の緩和」論の動画閲覧

桂枝雀の「緊張の緩和」論というのは何度か耳にしたことがあったが、本人がそのことを語っている動画をはじめてみた。
上岡龍太郎との対談で進行する。
てっきり「緊張と緩和」だと思っていたが、正しくは「緊張の緩和」らしい。
「笑いは緊張が和らいだ時に起こる」というのは改めて語るほどの話でもないかと思いきや、なかなか深い話だった。

 

緊張から緩和への移行期間を、「長、中、短」と分類すると、「長」が悟り(大緩和)、「中」が喜び(目的の達成)、「短」が笑いになるのだという。
つまり、笑いは、人間が生活(「中」)や人生(「長」)において経験する「緊張の緩和」を、「短」時間でシミュレートする装置のようなものということらしい。

さらに笑いは、4つに分類される。
(1)知的な笑い
(2)情的な笑い
(3)生理的な笑い
(4)社会的・道徳的な笑い
(1)〜(3)は普遍的な笑い、(4)は時代や場所に影響される笑いだという。
この後は、落語のオチをこの理論に基づいて分類して解説する。

 

文章にまとめてしまうとそっけないが、これはおもしろいなあと心底感心しながら見入ってしまった。誰かに伝えるための理論ではなくて、自分が納得するために必要な言葉を語っているのがよく伝わってきた。