u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

天気の話と人物評

会ったことがない人について、その人のことを知っている人に「○○さんってどんな人?」と尋ねることがたまにある。
返ってくる答えは、たいてい「うーん」と少し間をとって「いい人だよ」もしくは「悪い人じゃないよ」だ。
ま、面識のない人に「悪い人」と紹介されるほどワルな人間はそうそういないのだが、「ふーん、そうなんだ」と、さも納得した風に頷く自分がいる。

これは、ひとつには尋ね方の問題で、何を知りたいのかを明確にしないから、こういう無意味なやりとりになってしまうのかもしれない。
自分の場合、どういう価値観に基づいて行動する人か、何にプライオリティを置いて話をする人かに関心があるから、はじめからそう聞けばいいのかもしれない。
「○○さんって、どういう価値観に基づいて行動する人?」
うーん、これだと聞かれた方が身構えるな。

巷には有名、無名を問わず好き勝手な人物評があふれているが、ほとんどは「いい人」「悪い人じゃない」レベルの話で、その人の言動の根っこにある価値観に言及することはまずない。
天気の話といっしょで、共通の話題として「人のうわさ」を持ち出しているだけなんだろう。

明日の天気と気温は知りたいが、気圧配置なんてどうでもいい。
初めて会う人と恙無く会話ができればよくて、その人の価値観なんてどうでもいい。
これが一般的な感覚なんだろう。
「善=無知」が日常感覚なんだなあ。