u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

味以前

娘の習いごとの送り迎えは妻にお願いして家にこもった。
2人が帰ってくるまでに夕飯を作る約束。
メニューは鶏のささみの生姜焼き。
自慢じゃないが、料理はダメ。
でも「しょうが」焼きは失敗の「しようが」ないという説を信じてキッチンへ。
結果、「しょうが」焼きにも失敗の「しようが」あることを身をもって証明した。

まず、ピーマンがなかった。
どうせ好きじゃないから好都合だと思ったが、「わざと野菜を入れなかった」と言われるのはしゃくなので、たまたま目に入ったニンジンを入れることにした。
どのくらい入れるのかわからないのでとりあえず適当に切ったらめちゃめちゃ多かった。
このまま食べるのは辛いので、できるだけ小さくしようとなんちゃって微塵切り。
目の前にあるササミと玉ねぎとニンジン。これに合うタレの量がわからないので、適当に醤油とみりんと生姜を混ぜ合わせる。
あとは順に火を通して完成。ニンジンに埋もれてもはや主役ではなくなった鶏のササミ。
タレも少なかったようで、生姜焼きの味がしない。
どうしようかとあたりを見渡すとポン酢があったから「ま、そんなにズレてはないだろう」と、サッとひと振りして完成。

しばらくして帰ってきた2人に振る舞うと、奇跡的に2人とも「おいしい」と言って食べてくれた。
味に敏感な妻が、2、3口食べて「何か入ってるでしょ」と言う。
ポン酢の味を感じとったらしい。でも何が加わったのかはわからないらしい。
隠し味はポン酢だと、さも効果を狙って入れたように自慢気に答えると、
「ええ、あれ古いから捨てようと思ったやつなのに!」だって。
味以前の問題だった。