u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

レジ横

スーパーのレジのそばにガムやドリンク剤が置いてあって、たまに「そうそう」と思って買うことがある。
コンビニでもたまにレジのそばのまんじゅうを「ついでに」と思って買ったりする。
消費者心理を読んで配置しているのだろうから、みごとに読まれているということか。


で、今日は本屋に読まれた。
レジの横にあった本を思わず買ってしまった。
その本は、1冊だけ表紙をこちらに向けて透明のブックスタンドに立てられていた。手書きのポップで「昭和34年初版の・・・定番!」と書かれている。
レトロな表紙で、フォントもなんか懐かしい。「万国音標文字」と言い方も、「〜の読み方」じゃなくて「〜の正しい読み方」としたタイトルも、すべてが「いま」じゃない。
「残り1冊ってことは結構売れてるのかなあ」と思うと、いま買わないと買う機会がないような気がしてつい買ってしまった。
これが普通に参考書コーナーとか、語学書コーナーの棚に並んでたら絶対に買わないだろう。
レジ横に大切そうに陳列されていたこと、レトロな表紙がかえって新鮮に感じられたこと、残り1冊だったこと、他に買う本があってそのついでだったこと、値段が300円だったこと、これらの条件が合わさって購入ハードルが一気に下がり、まんまと一杯(一冊)食わ(買わ)された。


後から考えると、残り1冊だったのは、売れたからではなく、はじめから1冊だったのかもしれない。
ブックスタンドには10冊くらいは立てられそうだったから、その空間を「売れたもの」と勝手に想像したが、これも店員の仕掛けたワナだった可能性もある。
店員目線で考えると、最新のもの、話題のものは放っておいても売れるが、新しくもなく、話題にも絶対にならないものをうまく演出して売るのって結構やりがいがありそうだな。

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