u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

人間の強み

Blind Wille Johnsonを聞きながら「AI vs 人間」について考えた。
どうしても人間にしか持ち得ないもの、AIがどんなに学習しても知りえないことが人間の強みだとすると、それは何か。
最終的には、それは「衰えること」と「死ぬこと」じゃないかなあ。
AIが人の感情を学習し、人の気持ちを理解するようになるとする。
でも気持ちを理解できたからといって、心を持ったことにはならない。
人間の「心」は、「気持ち」の集積にとどまらない。だから、いくら「気持ち」を学習しても「心」は形成されない。
たぶんその理由は、人間の心の中心には意識・無意識に関わらず、やがて死ぬことに由来する哀しさがあるからだと思う。
これがAIには学習しきれない部分で、人間の強みじゃないか。
衰えることや死ぬことは、「個」のレベルでは弱みでしかないが、「種」のレベルでは強みになりうる。
これから人間は、AIが学習するのと同じ速度で、人間だけが持つ「死(「個」に残された時間)」に向き合うことを求められるようになるんじゃないか。

ちなみに、Blind Wille Johnsonと何の関係があるのかというと、ボイジャーのゴールデンレコードに「地球の音」として収録されているのを思い出したから。
ボイジャーに積まれたBlind Wille Johnsonのギターと歌(うめき声)は、地球外生命体に向けて「地球の生命体は、存在の哀しさ(孤独)をこんな風に表現するんだ」というのを伝えるだろう。
これは人間にしかできない表現だろうな、AIはどうだろう・・・と考えたのがきっかけ。