u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『窓から逃げた100歳老人 / ヨナス・ヨナソン』読了

100歳の誕生日に老人ホームから脱走したアラン・カールソンの物語。
偶然手に入れた5000万クローナを持って逃避行。
偶然の知り合った仲間たち、奪われた金を取り戻そうとするギャング、失踪老人を探す警察やマスコミと、
シチュエーションとしてはスリリングな疾走感が漂いそうだが、何しろ100歳の老人の逃亡だから、疾走感も焦燥感もない。


アラン・カールソンのこれまでの人生が、この逃避行と並行して語られる。
これがとんでもなくハチャメチャで、生きていくために身につけた爆弾製造技術がきっかけになり、フランコ将軍、スターリントルーマン毛沢東ド・ゴールらと渡り合うことに。
話のバカバカしさと、アランの脱力具合が可笑しくって、とっても楽しめた。

こんな人生って、あこがれはしないけど、なんかいいなあ。
もし本当にこんな人生があるとすれば、40歳なんてまだまだ人生の1割も経験してないじゃないか。
不思議とポジティブな気分で読み終えた。