u1row's blog

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『精神科医がものを書くとき / 中井久夫』読了

17編のエッセイ。自らの臨床経験談、歴史、文学、哲学と、もし付箋を付けながら読むとしたら全ページに付箋がつきそうなほど、示唆に富む話が満載。
 
・不安にはニオイがあるというという話
・事故は群発する。ひとつひとつの直接的原因は無関係だとしても、群発を引き起こすメカニズムがあるのではないかという話。
認知症患者について、「かりに「何か」が出てこなくても、「何かが出てこない」という体験は十二分に意識されている」という眼差し。
・精神科医の仕事は、ヒューマニズムにもとづくものか?という問いに対して、「土木技師や造船技師がそうである程度には。また、彼らと同程度にビジネスです」という回答。
などなど、挙げたらキリがない。
 
文章から伝わってくる人となりがツボなのかもしれない。
ということで、自分の好み、あるいは理想の人物像についてちょっと考えてみた。
 
結論、「情熱が赤ではない人」もしくは「赤ではない情熱をもつ人」が自分の理想じゃないか。絶えない情熱は持ちつつ、それがあからさまに「赤」ではない。
 
サウイウモノニワタシハナリタイ
 
のかな?