u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

サンタクロースのメッセージ

娘のもとにサンタクロースからのプレゼントとメッセージが届いた。
プレゼントは、好きなバンドの曲のピアノ譜。


メッセージは英文で、こんなことが書かれていた。
『今年は私がここにやってくる最後の年です。
あなたは来年からティーンの仲間入りです。
だからこれからはもらう人ではなくて、与える人になってください。
私と同じ心を持ってほしいのです。・・・・』


6年生にもなると、娘のようにサンタクロースの存在を信じている子どもはきっとかなり少数だと思う。
「いわゆるサンタクロースがいない」ということと「目に見えないものは存在しない」ということとは話が別だが、子どもは(大人も?)その点を混同してしまう。

いつまでもフィクションの世界にとどまっているわけにはいかない。だからと言って「そんなのウソだよ」と言ってしまうのは、単に「夢を壊すのはかわいそう」といったことではなく、目に見えないものに対する畏怖の念を壊しかねないという意味でまずい。
娘に届いたサンタクロースからの卒業を促すメッセージは、そういった妻の想いがサンタクロースを通じて娘に届けられたものだろうと解した。


真実や真理というものがあるとして、それは現実や事実に基づいていなければならないものだろうか?
虚構(フィクション)を「ウソ」と言い換えると身もふたもない。虚構(フィクション)とは、目には見えないものを仮想的に見せるための装置だとは言えないか。真実や真理は、現実と虚構が合さったところに見いだされるものかもしれない。


先日、水木しげるさんが亡くなったが、どうも晩年の持ち上げ方は、家族愛だとか、長生きの秘訣だとか、現世利益的な話ばかりが取り上げられていたように感じられた。彼が描いた妖怪というものの存在や力、それを生み出す彼の想像力と創造力こそ、評価されるべきことだと思うのだが。
クリスマスも、キリスト教の信者であるかどうかということと関係なく、目に見えないものの存在やその力について考えてみるのにいい機会だと思う。
が、みんな現実世界で汲々として、そんな余裕はないのだろう。自分も決して例外ではない。