u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

音楽的か、詩的か

とある曲を聴きながら、自分はどんな音楽が好きなのかと無自覚のうちに考えていた。
演奏技術だとか、アンサンブルだとか、録音編集のことだとかを抜きに、ひどく心を打たれるのは「永続する時間」と「一瞬で過ぎ去る時間」が同居しているように感じられる曲を聴くときかなと思う。

自分は、「永続する時間」と「一瞬で過ぎ去る時間」が本質的には同じものだと考えている、もしくは同じものであってほしいという願望を持っている。その感覚、願望に通じるものを何かの曲に感じると、その曲にいたく感動するのだと思う。
つまりはそれが自分のツボなんだろう。

 

そこまで考えると、新たな疑問が湧いてくる。
それなら音楽でなくても、詩でもいいんじゃないのか?
たしかに自分のツボは、「音楽的」というよりむしろ「詩的」なもののような気もする。ただ、「永遠」だとか「刹那」だとかは、直接ことばにされると興ざめする。それどころか全身鳥肌がたってしまう。下手な音楽よりも、下手な詩の方が受け手のダメージはとてつもなく大きい。

 

ほんとうに上等な詩で、自分のツボにはまるものならば、きっと同じように感動するにちがいない。実際そういう詩を書く人がいることは知っている。
でも、そういう詩は必ず音楽的でもあるから、結局、自分の嗜好は文字による表現よりも音楽に向いているのだと思う。