u1row's blog

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『原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。 / 内田樹、坂本龍一、小出裕章、古賀茂明etc』読了

2011年12月に出ているから、収録されているインタビューや対談は事故から半年前後に行なわれたものということになる。そのためだろうか、それぞれ別個に行なわれたものなのに相通じる「熱」が感じられる。
裏返すと、当時の「熱」は徐々に冷めてきているということか。


「熱」で何かを変えることができるのか?
そのうち冷めてしまうような「熱」なら、いっそない方がいいんじゃないかとも思う。一時的な熱は、短期的には変化を促す力になっても、中長期的には何も変わらないことの裏づけに利用されるだけなんじゃないか。


その意味で開沼博氏のインタビューはおもしろかった。
あとは、小出裕章氏は、その一貫した姿勢が筋金入りで読んでいて清々しさを感じる。その他、古賀茂明氏のインタビュー、最内田樹氏と高橋源一郎氏の対談がおもしろかった。

 

巻末の事故カレンダー(3/11から11/10までの変遷)に目を通すと、短期間のうちにこれだけのことが次々に起こっていたのかと驚く。
さらに4年たった今も収束していない。開沼氏が「アホみたいに騒いで、アホみたいに忘れて、アホみたいにそれを繰り返しが挙げ句」と言っているが、
まさにそんな風に4年が過ぎたんじゃないかと思う。

熱にまかせた力ではなく、忘れずに継続する力が求められているのだろう。

 

http://www.amazon.co.jp/私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。-飯田-哲也/dp/4860521048