u1row's blog

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『出身県でわかる人の性格 / 岩中祥史』読了

帰省中に読んだ本、その1。

都道府県別に、その県民性をおもしろおかしくまとめたもの。
まじめに受けとめるようなものじゃなくて、血液型占い的な感じで読むものだろう。


青森県は、仇敵同士の津軽藩と南部藩がくっついたため、現在に至るまで「陽気で柔軟な津軽人」と「無口でおっとりの南部人」の間に心理的な軋轢があるのだとか。


長野県も小藩を無理矢理ひとつにまとめた県で、明治4年時点では、長野県と筑摩県の2県だったらしい。筑摩県の県庁所在地は松本市。筑摩県と長野県をさらにひとつにまとめることになり、松本市は県庁誘致運動を展開したが実らず、長野市にできた県庁庁舎の焼き討ちなどの事件もあったのだとか。
県民は、概して「長野県人」というより「信州人」という意識の方が強いのはこのためだとか。


山口県人と長野県人は両方議論好きらしい。
「薩摩の大提灯、長州の小提灯」というのは、先頭の一人が大きな提灯を持って歩く薩摩人に対して、長州人は一人一人が提灯を持つという意味で、長州人はそれだけ自己顕示欲が強いということを表す言葉。「信州の小提灯」という言葉もあって、この自己顕示欲の強さが、議論好きの県民性の根っこにあるのだとか。


愛媛には「セブンエイト」という地元のコンビニがあるそうで、文字通り夜8時に閉まるのだとか。そういえば、「セブンイレブン四国に進出」っていうのが去年?ニュースになってたけど、「セブンエイト」VS「セブンイレブン」の争いがはじまっているのだろうか?「早寝」VS「夜ふかし」どちらに軍配が上がるだろう。


頑固で義理人情に厚いとされる九州人の中で、大分県人に限ってはちょっと違っていて、個人主義的でぶっきらぼうなところがあると思われているらしい。理由のひとつは言葉づかいで、関西との交易が盛んだったため、九州の他の県に比べると近畿・中国・四国の言葉に近く、それが九州ではきつく聞こえるのだとか。
これを読んで思い出したのは、織田作之助の『続・夫婦善哉』。蝶子と柳吉が別府に移住して商いをする話だった。この小説の中だけの話だと思っていたが、案外リアリティのある設定なんだと感心した。


琵琶湖くらいしか思い浮かばない滋賀県。「琵琶湖のアユは外で大きくなる」ということわざがあるそうで、滋賀県人は因襲にとらわれず故郷を離れて成功するという意識が強いらしい。「昔からあるしきたりは尊重すべきか?」という質問に対して、「そう思う」と答えた人の割合が全国一低いのだとか。
近江商人の気質を引き継いでいるのだろうか。