u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『ユーミンの罪 / 酒井順子』読了

昨日読み終えたキェルケゴールの語る「神の愛」とは対極の世界。
読む前からムカッとするだろうなと予想していたので、逆に落ち着いて読めた。
が、やはり理解不能な箇所が多数。
異性に対する無知、無理解はオレ自身の問題だけど、バブル世代(筆者は1966年生まれというからど真ん中)の戯言は理解も共感もしたくない。


バブルに遊び浮かれた人たちって、
そんな過去を恥ずかしいとは思わずノスタルジーを覚え、
ネガティブな側面については、自分のせいではなくて、時代のせいにだと言い、
その後のバブルを知らない世代に対して後ろめたさを感じるどころか、武勇伝よろしく語って聞かせる。
いや、一人ひとりを個別に見ればそんなことはないのかもしれない。
ユーミンも別にバブルの片棒をかついでいたわけじゃない。
バブルのずっと前から第一線で活躍していたわけだから、とんでもなく敏感なアンテナと言葉を紡ぎ出す才能を持った人なんだろう。
単純に好き嫌いの問題なのかもしれないが、この感じはイヤだ。


それにしても根本的な問題として、何でこんなに歌詞を深読みし分析するんだろう。
言葉を伝えたいのなら、詩集を出せばいい。
音楽にする必要はない。
「ことば」の力を過信し、人は「ことば」で通じ合えるという幻想を抱く。
そういう姿勢が、歌詞の深読み=音・リズムの軽視につながるのだと思う。

 

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