u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた / 山中伸弥・緑慎也』読了

ときどき関西弁のくだけた調子の語りが出てきて、思ったよりもずっと軽い調子の本だった。

整形外科の研修医から基礎医学への進路変更、その後も研究テーマを何度か変更してiPS細胞に行きついたという。
天才的なひらめきとかではなく、ハードワークと人との巡り合わせに導かれたといったことが書かれていた。
本人談だから謙遜して言ってるところも多いのかもしれないが、そういったところを割り引いてもけっこう素朴なエピソードがたくさんあって興味深かった。

iPS細胞の「i」が小文字になっている理由は、当時はやっていたiPodにあやかったのだとか。
新発見に対して名前をつける際に、無味乾燥なネーミングだと定着しないことがあるそうで、自分が発見したものなのに、あとから他の人が付けた名前が広まって悔しい思いをしたことが何度かあったらしい。
「i」の茶目っ気には、この発見は絶対に譲らないといった強い意志も込められていたのかもしれない。

 

http://www.amazon.co.jp/山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた-山中-伸弥/dp/4062180162