u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

建国記念『の』日

なんで今日は休んでるんだっけ?
祝日は単なる休み、その由来に大して関心があるわけじゃないが、せっかく疑問に思ったので調べてみた。


今日は「建国記念の日」。
建国記念日」ではなくて「建国記念『の』日」。
『の』の意味は、「史実としての建国の日ではなく、建国されたという事実に思いをめぐらす日」であることを示す。
つまり、この日を祝日にするにあたってはいろいろとゴタゴタがあって、妥協点として「の」が挿入されたということらしい。


もとは「紀元節」。戦後GHQはこの日を祝日とすることを認めなかったが、上記の通り名を変えて1967年に復活した。
紀元節」が2月11日になった理由は、神武天皇が即位したとされる日を、明治になって当時の暦学者が算定した結果だとのこと。
その計算方法の詳細は公表されなかったらしい。


建国記念日」で引くと世界各国の記念日が一覧で出ていた。
多くの国が「独立記念日」という名称で祝っていて、その起源は19世紀以降になっている。
神話に由来するのは、日本の紀元節(紀元前660年)と韓国の開天節(紀元前2333年)しかなかった。韓国の場合は、開天節の他に1945年の独立を「光復節」という名で祝っているので、神話だけに由来しているのは日本くらいしかないということになる。


神話以降、日本には存亡の危機というのがなかったのか、あっても忘れたのか、あってもなかったことにしたのか。
明治維新も、太平洋戦争の終結も、きっと当時の多くの人たちが大きな「区切り」だと感じただろうに、それでも、それをもって「新たに国を成す」とは言わなかった。


日本人にとって建国は、神話と同程度にフィクション(同時に、ある人たちにとってはノンフィクション)で、所詮、人が「為す・成す」ものは、もともと「ある」ものにはかなわないということなんじゃないか。
というようなことを考えた。


建国記念の日」に、こんな風に建国について思いをめぐらすことになるとは、
期せずして模範的な国民になった。