u1row's blog

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『教科書では学べない世界史のディープな人々 / 鶴岡聰』読了

二十数編のエピソード集。印象にのこったエピソード。

俗まみれの教皇を批判し民衆の支持を得たサヴォナローラ。ただ厳格すぎる神聖政治に民衆がついていけなくなり見離され、最期は処刑されたという。

松平定信寛政の改革が「田沼こひしき」と疎まれたのと似た感じかな。

 

中央アメリカで隣国同士のエルサルバドルホンジュラスエルサルバドルからホンジュラスへの不法移住のために兼ねてから緊張関係にあった両国。
ワールドカップ(1970年メキシコ大会)出場をかけたサッカーの試合が引き金となって戦争にまで発展した。
サッカーの国際試合って、やたらと「ホームだから〜」とか「アウェイだから〜」と開催地にこだわる。これって、なんかチームや選手の実力を棚に上げて、言い訳めいたことを言っているように聞こえる。
でも、スポーツが生活や政治と密着している(せざるを得ない)国では、スポーツが命がけの戦いになる。こういう状況では、たしかに「ホーム」か「アウェイ」かは決定的な違いになるなぁと思った。
でも、日本代表については、まして日本国内のリーグ戦で「ホーム」だの「アウェイ」だのと言うのは、エルサルバドルホンジュラスの戦いとは全く意味合いが違うんじゃないかな。

 

ヒトラーが過激な反ユダヤ主義に染まっていったのは30を過ぎてからだったらしい。それを導いたのはエッカート。ジャーナリスト、脚本家、政治活動家という肩書きをもつものの、実際は放蕩生活を送るドラッグ中毒者だったらしい。
ドラッグによる被害妄想を政治思想として語り、それを真に受けたのがヒトラーだったということか。