u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『モモ / ミヒャエル・エンデ』読了

いかにも課題図書とかになりそうで、
「よい子」が読みそうな感じに抵抗を感じつつ、
なぜか家の本棚にあり、娘がけっこう一生懸命読んでたので、
どんな本かなと思って読んでみた。

結果、めっちゃ感動した。
「時間を貨幣と同じ物差しで測ろうとする現代社会のあり方への批判」
とかって、まとめにかかると物語の良さが矮小化される。
まあそうなんだろうけど、そういう読み方って物語に「意味」を求めすぎててつまらない。
「何を語るか」ではなくて「どう語るか」というところに物語の面白味があるんだと思う。

ということで、「時間の価値云々」という見え透いたテーマはおいて、
真実に触れることができるのが、たったひとりの少女だけだという設定は、
ベタだけどヒーロー・ヒロイン願望をくすぐる。
年の離れた親友(ふたり)との関係は、「通じ合う」っていうのはこういうことなのかなと感じさせてくれる。

「意味」を「説明する」んじゃなくて、ファンタジーにして「表現する」。
その着想や、投下されたであろうエネルギーに感動するんだなぁ

http://www.amazon.co.jp/モモ-岩波少年文庫-127-ミヒャエル・エンデ/dp/4001141272
モモ (岩波少年文庫(127))
モモ (岩波少年文庫(127))