u1row's blog

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『ふしぎなふしぎな子どもの物語 / ひこ・田中』読了

・テレビゲーム ・テレビヒーロー ・アニメ

世界名作劇場 ・マンガ ・児童文学
といったメディアが、子どもをどのように描いてきたか。
子どもの物語が成長を描かなくなってきた。
いや、描かなくなったんじゃなくて、描けなくなったんじゃないかという話。

教育学か何かで、子ども期の誕生は近代以降という話があったが、
この本では、'70年代末以降、大人(期)が徐々に消失しつつあるんじゃないかと言っている。
スゴイなと思ったのは、ドラクエやら、ガンダムやら、ウルトラマンやら、プリキュアやら、やったら詳しい内容の説明が載っていること。
あとがきによると、この本を書くために、ドラクエ全シリーズ、FF全シリーズ、その他RPGを全部録画しながら再プレイしたらしい。

ただ、著者の言うような価値観の移り変わりが実際に起こっているとして、
若干その年代が前倒しで書かれているような気がした。
これは、オレの感覚がちょっと遅めにズレてるからなんだろう。
たとえば、仮面ライダーでもウルトラマンでも、基本再放送で見てるんだよね。
このズレの感覚は、自分史の中でずっと引きずっている。

はたして、このズレはバチッとシンクロするように修正すべきものなのかどうか?
ズレが天然のグルーヴを生み出す、というのもあるのかもしれない(まるで菊池成孔のようだ)。


http://www.amazon.co.jp/ふしぎなふしぎな子どもの物語-なぜ成長を描かなくなったのか?-光文社新書-ひこ・田中/dp/4334036384
ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか? (光文社新書)
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