u1row's blog

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「ピ」の字もない

一昨日読んだ『ピカソの祈り/柏倉康夫』にスペイン内戦のことが書かれていた。そういえば、10月に読んだ『物語スペインの歴史 / 岩根圀和』にも書かれてたなと思って読み返した。

ここにはガルシア・ロルカの銃殺の話が書かれているが、ピカソの「ピ」の字も出てこない。マドリッドの街並の描写で、「プラド美術館の屋根が見える」と書かれているが、その当時の館長がピカソだったなんてことは
ひと言も触れられていない。

ピカソ個人にとって、自分の生まれた国スペインは、格別の思い入れのある国だったのだろうが、スペインの歴史、とりわけこの内戦の時期のスペインにとっては、ピカソは異国に移り住んだ一芸術家にすぎなかったのかな。

同じものでも別の視点から見ると全然違って見える。
どちらかがホントとかウソとかということじゃなくて、物ごとを立体的に見るには、少なくとも2つの視点が必要だということなんだろう。