u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『能楽への招待 / 梅若猶彦』読了②

昨日のつづき。

過去の達人たちによって獲得された身体性は、どのようにして伝えられてきたのか?
教育を目的とした「説明的な言葉」は伝承の装置とはならない。
説明的な言葉は、身体の奥深くへ浸透しにくい性質をもっている。
合理性を駆使されている言葉は、身体性とかかわるまでにはいたらない。

そこでメタファーが活躍する。
「矢で月を射る」
この比喩によって作り出されたナンセンスが、行動原理を求める者に論理を超えたものを提供してくれる。
身体的叡智が、肉体以外に保存される場所がメタファーだ。

おおおお!
普段、モヤモヤと思い考えていることを極めて端的に言ってくれている。
さらに、話は世阿弥の芸術論の解説へ。
「幽玄」「妙」「無」、聞いたことはあるけどよくわからない言葉を丁寧に解説してくれている。

それにしても世阿弥!すごいなぁ
風姿花伝』・・・読もっかな?ちょっと敷居が高いなぁ

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能楽への招待 (岩波新書)
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