u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『表現したい人のためのマンガ入門 / しりあがり寿』読了

・「覚醒」の笑いと「麻痺」の笑い
・自分の中のケダモノをどう飼いならすのか
・こけないためには「コマ」のように回り続けるか「つっかい棒」がいる

などなど、
スマートな言い回しじゃないけど、いろいろ考えを巡らした結果でてきた言葉、自分自身で紡ぎ出した言葉で語っているので、考えや想いがとてもよく伝わってくる。

あと、感覚的で一貫性のなさそうな雰囲気が、自分と似通っている気がして、読んでいてとても親近感を覚えた。

一方で、80年代の「躁」から90年代の「鬱」へと、
時代とともに自分の作風が変わっていたことを自己分析してるところは、
一世代上の人の感覚。

80年代、
「まじめ」であることを「暗い・ダサイ」と笑っていた軽薄な時代。
こういう軽薄さは好きじゃないけど、
この「軽さ」が、「なんでもあり」という、新しいものを生み出したり、それを受け入れたりする空気のもとになってたのかもなぁ、なんてことを思った。

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マンガ入門 (講談社現代新書)
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