u1row's blog

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『子どもの「10歳の壁」とは何か? / 渡辺弥生』読了

娘がちょうど10歳。
はたして、この本に書かれていることは、うちの子にも当てはまるのか?
と思いながら読みはじめた。

著者は、学習塾や教育関連の雑誌が煽る「10歳の壁」を疑問視しつつ、それでもやはり9歳・10歳は、子どもにとって大きな転換を迎える年齢だと言っている。

著者の切り口は発達心理学。
心も体も成長し、他人の視点を獲得できるようになるのが9~10歳あたりだという。それに伴い、親とのかかわり方も、友だちとのかかわり方も大きく変化する。

道徳性、社会性を身につける時期だけれど、道徳性も社会性も、生来備わっているものでもなければ、10歳になると放っておいても自動的に習得されるというものでもない。
育む環境と、トレーニングが必要だと言って、具体的に社会性を育てるトレーニング、道徳性を育てるトレーニングが紹介されていた。

うちの子にあてはまる話もたくさんあったので、いろいろと参考になった。
ただ、10歳という年齢に限らず、2歳でも、15歳でも、20歳でも子どもは絶えず変化している。(自分だって39歳にして日々変化していると思っている)
それを認識し、受け容れることの難しさとどう向き合うかということかなと思った。

時間を共有すればするほど遠ざかっていく存在。

感覚的には、ともに過ごすことによって、理解は深まり価値観は共有できるだろうと期待する。
ところが、子どもはともに過ごせば過ごすほど、自分とは異なる価値観を持ち、自分には理解できない振る舞いをするようになる。

それに喜びを見出すことができるか、少なくとも受け容れることができるかということがこれから日々試されることになるのかな、というようなことを考えた。