u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『秋山仁の落ちこぼれは天才だ / 吉永良正』

高校生のときのエピソードに笑った。
全然授業を聞いていなかった仁少年、
「黒板に書いてあることで、何かわからないことはないか。あったら、何でも恥ずかしがらずに聞け」
と言われて
「その10グラムって何ですか?」
「バカ!これはログ(log)じゃないか!」
だって。

アメリカ、ミシガン大学で講師をするようになった時の話。
Expand(a+b)nという問題をだした。Expandは数学用語では「展開する」の意味。
つまり(a+b)のn乗を展開しろという問題。
答案用紙いっぱいに(a+b)nと書いたアメリカ人の学生がいたらしい。
expandを日常的な「拡大する」の意味でとらえた解答。
ふざけた答案だけどマルにしたらしい。
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予備校講師、あるいはテレビタレント的なイメージが強いが、
情熱とバイタリティで、自分の道と数学界の辺境分野を切り開いてきた人なんだということを知った。

「だれでも数学が理解できる」という秋山氏の言葉。
どっかで聞いたような・・・そうだ!
レミーのおいしいレストラン』のAnyone can cook!だ!

「四半世紀にわたって七転八倒の苦しみを味わい、それでもなんとか自分なりの数学を達成したのだから、いまオレはようやく数学をやめる資格を得たのではないか。数学以外で何かもっと取り組みがいのある素晴らしいものを捜して、それに挑戦してみたい」
という秋山氏の言葉。
どっかで聞いたような・・・そうだ!
島田紳介が同じようなことを書いてた!

「数学的真実は・・・身分や地位、年齢や人種に関わりになく、誰にでもいとも簡単に手に入れることができる人類の知の遺産です」
という秋山氏の言葉。
どっかで聞いたような・・・そうだ!
算法少女 / 遠藤寛子』の主人公「あき」が同じようなこと言っていた!

心をとらえる言葉は、根っこの部分で広くつながっているのかもしれない。

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