u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

読みかけ『ルー・サロメ 愛と生涯 / H.F.ペータース』

まだ読み終わっていない。
半分ちょっとくらいで、ニーチェからの離反あたり。
ここまでだけでも十分おもしろい。

今日の感覚からすると、何でもない振る舞いが
当時の基準からはものすごく逸脱していると見なされ、暴挙・冒涜と非難される。
20才ちかく年上のニーチェがサロメに夢中になる様子は、
かわいそうというか滑稽。
パウル・レーとニーチェルー・サロメの三角関係は、奔放な恋愛というよりは、
子ども同士のグループ交際みたいで幼稚なものに思われた。

ルーとニーチェが共に直観したという「神の不在」も、
真理への探求心によってたどりついたのではなく、
満たされたない現状への不満や当時の道徳規範に対する反抗から生まれたもののような感じがする。
いじわるな言い方をすれば自己主張と自己弁護のための詭弁。

かといって、因襲に疑念を抱かず、それに疑義を唱える人間を変人あつかいする人間や社会を擁護しようとは思わないが。

興味があるのは、自己主張や自己弁護が最大限に許された社会、自己中にとことん寛大な社会でも、ニーチェやルーのような魂は「神の不在」を主張するのかなということ。

この時点でルーはまだ21歳。
この後どんな風になっていくのか楽しみ。