u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『母という病 / 岡田尊司』

欧米では幼児にも個室を与えると聞くが、
小さい頃から自立を促すような文化的な土壌があるという以前に、
遺伝子レベルの話もからんでいるらしい。
日本人などのアジア系の人たちには、欧米の人たちに比べて「不安の強い遺伝子タイプ」の持ち主が多いそうで、
「不安の強い遺伝子タイプ」の人は愛情不足に敏感だという。

割合で言うと、欧米の人たちの間では、不安の強い遺伝子タイプの持ち主が1/3ほどなのに対して、日本人では2/3ほどがこの遺伝子タイプの持ち主だと言う。
つまり欧米の子どもは、個室を与えられ放っておかれても平気な子が多いのに対して、日本人では2/3が愛情飢餓状態に陥ってしまうということになる。

母と子の軋轢がたくさん紹介される中、
岡本太郎、オノヨーコ、ショーペンハウアー、ヘルマンヘッセなど、
有名人の実例が散りばめられていて興味深かった。

「二重の意味で〜」という表現が度々でてきた。
そんなに意識的に使った表現ではなさそうだが、親子の問題が重層的なものだということを示唆しているように思った。

この本、けっこう人気があるようで、図書館で借りたんだけど、
10人くらい返却待ちがいるらしい。
2週間ほど前に妻が借りて先に読んでいたが、
明日返さないと迷惑がかかるということだったので、昨日今日で急いで読んだ。

http://www.amazon.co.jp/母という病-一般書-岡田-尊司/dp/4591131467