u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『一房の葡萄 / 有島武郎』

本棚にあったので読んでみた。
たしか中1の時に課題図書か何かで読んだ記憶があるが、
内容はおろか、童話集だということすら覚えていなかった。

生半可ミステリーをちょくちょく読んでるもんだから、
何かことが起こると「犯人」「アリバイ」「謎解き」などと、
童話にはありえない筋を思い浮かべたりしてしまう。

いまだにどこが良いのかわからない『走れメロス』の、
「何それ?」「え、もう終わり?」って感じにちょっと近いところがあったが、
10歳前後の少年の気持ちになって読むと、罪悪感や責任感を刺激する展開にハラハラ・ドキドキさせられた。

最後には、罪は許され・正義は認められ、破綻は正常化して終わるので、
不快感を抱いて読み終わることは絶対にない。
とても教育的な話だと思った。
ま、童話だから教育的なのはあたりまえか。

http://www.amazon.co.jp/一房の葡萄-280円文庫-有島武郎/dp/4758435413