u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『ゴッホは殺されたのか / 小林利延』

「生きているうちはほとんど評価されないまま自殺し、
ずいぶん後になってから、その絵にものすごい高い値がついたかわいそうな画家」
くらいの認識で、何となくタイトルにひかれて読んでみた。

そもそもゴッホがどんな一生を歩んだのか、どんな人物だったのか、
ということすら全然知らなかったので、
かなり壊れた性格、強烈なエピソードの数々がとても興味深かった。

ただ「自殺ではなく他殺ではないか」という推論のもと、
ミステリーっぽく、真犯人を浮かび上がらせていく展開には、
いまいち入り込めなかった。

たしかに、著者の言うように、ゴッホの自殺にはハッキリしない点が多く、
亡くなったあとになって、関係者たちによって意図的に「悲劇の画家」に仕立てられていった、
というところには頷けるような気もしたけど。

なんで、いまいち入り込めなかったのかがよくわからないが、
たぶん生きている間の「こわれっぷり」がすごすぎて、
その結末が「自殺」でも「他殺」でも大差ないと思わせるくらい強烈だからじゃないかなぁ

http://www.amazon.co.jp/ゴッホは殺されたのか-伝説の情報操作-朝日新書-94-小林/dp/402273194X