u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『坊ちゃん殺人事件 / 内田康夫』

あとがきの解説が、著者本人による「自作解説」で、
「この作品は僕の作品の中でも特筆すべき異色作になるでしょう」と書いている。

テレビの浅見光彦シリーズはけっこう見たけど、本で読むのは初めて。でも、どこが「異色」なんだろう?
だって、テレビドラマそのものやん。

「いやぁ、浅見センセイもお人が悪い・・・
 浅見刑事局長の弟ぎみであらせられる・・・」

のくだりもちゃんと用意されていて、
事件の解明よりも、そのくだりにいたるまでの方がワクワクしたかなぁ。

最後の方は、バババッと解決して、サササッと収束する。
事件のカギになる暗号は、オレが読み飛ばしたのかもしれんが、
「あれ?なんでわかったん?説明なし?」って部分があってスッキリしなかった。

自作解説によると、夏目漱石の「坊ちゃん」になぞらえて書いた作品だそうで、ナゾやトリックよりも、そういうコンセプトで作品を書いていくこと自体を楽しんでいたのかもしれない。

電車が20分も遅れて待たされたけど、この本のおかげで退屈せずに過ごせた。

http://www.amazon.co.jp/坊っちゃん殺人事件-幻冬舎文庫-内田-康夫/dp/4344415426