u1row's blog

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グーグル 既存のビジネスを破壊する / 佐々木俊尚

数年前に読んだ本を再読。
『グーグル 既存のビジネスを破壊する / 佐々木俊尚

たしか近未来を予測するようなことが書かれてたなぁというのを思い出して、ホントにそうなってるかどうか確かめてみようともう一度読んでみた。

設立当初のグーグルは、その革新的な検索エンジンで注目を浴びたものの、それをどのように収益につなげるのかがはっきりしないまま悶々としていたらしい。
2001年ごろまでビジネスモデルがはっきりしなかったというのには驚いた。

グーグルと言えば、検索、地図、アプリ、クローム、とネットワーク上のいたるところに遍在するので、一体何がしたいのか、どうなりたいのか、明確な意志や意図がつかみにくい感じがする。
その茫漠としたさまが、ただでさえ巨大な企業を、いっそう巨大なものに感じさせているのかもしれない。

そもそもの始まりが「何でもうけたらいいのかわからずにやっていた」というのだから、得体の知れなさは、最初から備わっていたものなんだなと思った。

2006年発行なので、「ブログ隆盛」といった記述が出てくる。
MixiFacebookなどのSNSの広まり、それにツイッターやLineも加えて、コミュニケーションのあり方の変化ついてはほとんど触れられていない。

2013年現在、Googleはこの本の予測するとおりり、ネットの世界を支配する存在に着実に近づいているが、一方でSNSの分野からFacebookなどの新しいプレヤーも出てきた。そういえば、Facebookも、何で収益を得るのかはっきりしないまま、どんどん膨張していった。Googleほどではないが、茫漠とした企業だと言えるかもしれない。
Appleの話が全く出てこなかったが、Appleは、この本でいうところのユーザーを囲い込んで収益を上げる古いタイプのビジネスモデルを実戦する企業の最右翼だろう。

一端のディベロッパー目線で言うならば、囲い込みのAppleにも、実体の感じられないGoogleにも、それぞれ不満を感じる点がある。具体的にどういう点が不満なのかはまた別の機会に。
Amazonがそれぞれのいいとこ取りでステキなマーケットを作ってくれたらいいな。

http://www.amazon.co.jp/グーグルGoogle-既存のビジネスを破壊する-文春新書-501-佐々木/dp/4166605011