u1row's blog

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決定版 原発大論争

いま読みかけの本
『決定版 原発大論争』

1988年に書かれたものの文庫版。
チェルノブイリ事故後、電力会社は反原発の声を封じ込めに躍起になった。これによって「安全神話」は、まさに「神話(根拠なく広く信じ込まれているもの)」としての性質を強めていったのだということがよくわかる。

福島の事故を経て、「原子力の平和利用」なんてのは絵空事で、原子力は何利用であっても、今の人間社会の手に負えるものではないものだということがはっきりした。
それでも「やっぱりやめられない」という声が大きくなってきているような印象がある。

この本には、原発を誘致した結果、原発への依存から抜け出せなくなった自治体の実例が詳しく書かれている。

原発を誘致した多くの自治体が、さまざまな問題にも関わらず依存を強め抜け出せなくなっていったように、日本全体がすでに原発への依存を簡単には断ち切れないほどドップリ漬かってしまっていることに、いまようやく気づいたところなのかもしれない。

いまの状況は、
ドラッグユーザーが、身体的依存に気づきながらも、その事実を打ち消すことに必死になっているのに似ているかもしれない。

http://www.amazon.co.jp/決定版-原発大論争-電力会社vs反原発派-宝島SUGOI文庫-宝島社文庫/dp/4796616543