u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

19歳の君へ / 日野原重明 編著

『19歳の君へ / 日野原重明 編著』読了

連続講義をまとめたもので、各講は別の講師が担当するため、
同じ話が度々出てきたが、繰り返し出てくるということは
それだけ大事だということだろう。とても勉強になった。

序章の日野原先生の話が特に印象にのこった。
「いのちとは何か?」という問いかけに、
子どもたちは「心臓」とか「身体全体」と答える。
すると日野原先生は「いのちとは「私たちが使える時間」のことなんだよ」と教えるのだという。

示唆に富む言葉は、受け取り手の捉え方に応じて、色んなレベルで理解される。「いのち=時間」というのは、まさにそういった重層的な理解が可能な言葉だと感じる。

時間は目には見えないけれど、その一部を切り取り刻むとリズムになる。「いのち=時間」だとするならば、リズムを刻み感じるのは、目に見えないいのちを身体で感じようとする工夫・努力なのかもしれない。
音楽といのちは、とても密接なつながりがあるように感じるが、
それは自分がたまたま音楽が好きだというだけの理由によるわけではなくて、「時間」という概念を介して、「音楽」と「いのち」のつながりを直観しているのかもしれない。

http://www.amazon.co.jp/19歳の君へ―人が生き、死ぬということ-日野原-重明/dp/4393364996