u1row's blog

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『数学受験術指南 / 森毅』

今日電車で読んだ本
『数学受験術指南 / 森毅

なつかしい。受験生の時に読んだ本。
忘れもしない、某私大の受験のために東京に住む遠い親戚の家に2泊した時のことだった。
受験前日、かなり早く東京につき、そのまま親戚宅に行くのは憚られたので、見物がてら渋谷を散策した。今もあるのかどうか知らないが、スクランブル交差点にほど近いビルに本屋があって、ふらっと立ち寄り時間をつぶす。
その時たまたま目に入ったのがこの本。

前日に必死になって勉強しても仕方ない。
かと言って、受験の前日にこれ以上ふらふら歩き回るのもマズイ。寝るまでの時間をつぶすのにちょうどいいと思って買った。

あまり期待せずに読み始めたが、思いのほかおもしろく、
なるほどと思う箇所がいくつもあった。

読み終わったのは夜8時頃だったと思う。
答案作成の要点なども書かれていたので、
「さっそく明日のテストでいかせそうだな」
なんて思いながら、寝るにはまだ早いし、過去問をザッと解いてから寝ることにした。

実は、第一志望じゃないからという理由で、
その時までちゃんと問題を解いておらず、
この時はじめてちゃんと中身を確認したのだった。
すると・・・

「あれ?2科目?数学はいらんの?えっ?」

ろくに調べもしていなかったので、英・日の2科目で受けられることを知らなかった。
「なんや、せっかく数学の本読んだのに・・・」
とぼやきつつ、気を取り直し日本史の問題を解く。
すると・・・

「えっ?めっちゃむずかしいやん!何これ!?
 しかも、なんで現代史しか出てへんの・・・」

日本史は「近現代史しか出題しない」って明記してあるのに、そんなことも知らなかったのでした。

のんきに数学受験術なんて読んでる場合じゃねぇって!!

運よく、当日はどうにか乗り切ったが、
受験が終わったあともしばらくの間、受験前日にめちゃめちゃ焦る夢を見るはめに。

ということで、
この本を見ると自分のアホさ加減が同時に思い出されるというほろにがい本なのだが、
あらためて読み返してみると、軽妙な語り口で非常にとっつきやすいが、本質的で核心をつく言葉に、語り口とは違う次元の重みを感じた。

最後に10編たらずの短いエッセイが収録されていて、
これが自分が思ったり書いたりしていることと通じる部分がたくさんあって楽しく読めた。

http://www.amazon.co.jp/数学受験術指南-中公新書-607-森-毅/dp/4121006070