u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『職業としての学問 / マックス・ウェーバー』

昨日と今日、帰りの電車で読んだ。
全く読んだ記憶がないけど、あちこち線が引いてある。
線の曲がり具合や筆圧からすると、まちがいなく自分が引いたもの。たぶん学生の時に読んだんだろう。

時は1919年1月、第一次大戦後。
ドイツのミュンヘンでおこなわれた、マックス・ウェーバーの講演をまとめたもの。

講演、つまり、おはなしなので、読みやすいことは読みやすいが、語っていることも語り口もとてもカタイ。
カタイと感じるのは訳のせいかとも思ったが、
訳者の解説をみると、
「(ウェーバーの語り口は)不必要なほど入りくんでおり、〜」と書いてあるので、必ずしも、訳のせいというわけではないようだ。実際にその場にいたものたちに「おびやかすような印象」を与えた講演だったらしい。

最後に「自分の仕事に就き、日々の要求に従おう」と諭す。
これは、当時のドイツの混迷する社会、政治状況下で、浮き足立つ若者たちに向けられた叱咤であったと訳者は言うが、今日の日本、その他の国々に持ってきても十分に通じる普遍性があるように思う。

それにしても、自分で引いた線。
「なんでこんなところに線引いてるんやろ?」って箇所がいっぱいあった。
学生時代のオレ、いったい何を思いながら読んでいたのかな?
そもそも、読んだということすら覚えてないし・・・

ウェーバーさんの講演が、100年以上たった今日も、なるほどとうなずける普遍性をもつのに対して、オレの線は、たった10数年で、引いた本人すらうなずかせることができなくなるという、
この対照にフッ(自嘲)

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